2009年10月10日

1.はじまり



【ものかきさんへ100のお題。】『1.はじまり』

お題1は、オリジナルになります。
お前のオリジナルなんかキョーミの範疇外だよ、という方が多いと思います…申し訳ありません;
が、いろいろな作品に取り入れようとしてみたもののなかなかしっくりいかず…(T_T)
ちなみに一人称ですので、苦手な方はご注意ください!
 現実に、ロマンチックな出会いなんてあるはずがない。
 女の子なら誰でも夢見るような出会いを、私は期待していなかったと言えば、それはもちろん嘘になる。
 いくら、世間一般から口をそろえて「大人っぽいね」と言われる私にだって、たとえば入学式の日に、桜吹雪の中で偶然に見つめあったりだとか、図書室で同じ本を取ろうとして手が触れ合ったりだとか、そんな少女漫画にしかないとわかっているシチュエーションに憧れはあった。
 だけど同時に、そんな出来すぎた偶然が有り得ないことくらい、わかりすぎるほどわかっていた。
 未だにこんなことに憧れているなんて、私はまだまだこどもだと思う。
 そう思ってたし、実際そうだった。
 理想のタイプは、優しくて包容力のある、歳上のひと。だから同級生はまだしも、年下なんか対象外。
 なのに、そうこうしているうちに、私は最高学年になっていて、もう、あきらめていた。
 …と思う。

 けれど不意に訪れたそのはじまりは、ロマンチックとは恐ろしく隔たっていたし、理想のタイプどころか、最初の印象は…

 ……誰?
「……ごめん、誰だっけ?」
「ついさっき職員室前走ってて、ぶつかった一年坊主の、友達っす」
 にっ、と人の良さそうな笑みを浮かべたのは、全く見知らぬ少年A。
 ぶつかった一年の、友達?
 私は眉をひそめる。それは、世間一般では赤の他人と言うはずだ。
「ごめん、それって面識ないと思うんだけど?」
「そうっすね。おれも初めて会いました。はじめまして」
 はぁ?とあからさまに不信感をあらわにすると、少年Aはようやくまじめ顔になった。
「なんかよくわかんないんすけど、あいつ、ぶつかったときにシャーペン落としたらしくて。探してるんすけど、先輩知りませんよね?」
「何それ。知らないよ、向こうがぶつかって来たんだから」
「やっぱりそうっすよね。じゃあこれで」
 感じの悪い答え方をしてしまった私を気にも止めず、やることはやった、とばかりに片手を上げて挨拶すると、彼はぱっと身をひるがえした。
 彼が、ちょうどホームルームを終えた隣のクラスから出てくる人垣に見えなくなるまで、あっという間だった。意味不明な少年Aは、私の前から去っていった。
 いっとき呆然と見送ってしまった私は、ひとり廊下に取り残された。
 実際は、私がそう感じただけで、いまは放課後、授業が終わったばかりの廊下だから、人がわんさといるけれど。
 謎の少年Aは、私のクラスのホームルームが終わるのを待ち構えて、私に声をかけたらしい。
 …何なの。
 名前も聞かないはじめましては、はじめてだった。
「なぁ、今の誰?知り合いか?一年っぽかったけど」
 ちょうどやりとりを見ていたらしい。聞かれて私は一瞬つまった。
 ちょっと考えて、それから友達の顔を見上げる。
「…よく知らない後輩」
「何だそれ」
「さぁ…」
 教室を出たとたんに肩を叩かれて振り替えれば、そこには見覚えのない少年Aがいたのだ。一瞬怖くてぞっとして、縮み上がった心臓がまだうるさい。
「大丈夫か?」
 普段よりおおきく脈打つのに手をあてていると、また怪訝そうな声が降ってくる。
「平気だよ。びっくりしただけだし」
 じゃ、ありがとう。
 私は笑顔を残して、その場を後にした。

 自分でも気づかぬうちに、それははじまりを告げていた。



               〜END〜
はい、お粗末さまでした〜((逃←
なんかもう本当にすみません。自分でも何が書きたいのかさっぱり、な作品になりました…。
 続きがありそうな感じの終わりですが、一応、ここで終わります。
 要望があれば(多ければ)続きも検討しますが、今のところはこの半端なところで書き逃げます(_´Д`)ノ~~←←すみません;;

あ、余談ですがちなみに私も、絶対歳上!!と言っておきながら後輩を好きになっちゃった時がありました。
 今はもう…ですが(笑)本当に余談ですね…すみません;
 イタいですね私。


 駄文をここまで読んでくださってありがとうございました!!
 感想など頂けると舞い上がってよろこびますv
posted by 聖火 at 17:55| Comment(1) | オリジナル創作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
少年Aって大胆不敵(・O・)?! 名前はアツキとかですか?よくわからない質問ですいません
Posted by 文学少女 at 2012年03月11日 11:26
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