2009年09月10日

鳥籠 魔王の花嫁


<あらすじ>
魔法使いゼルイークの力により、死とカエルの呪いからビミョーに解放された王女エルレインは、婚約者のアレクセルたちに囲まれ、賑やかな日々をおくっていた。そんな中、エルレインの初恋のひと―かつてエルレインの呪いに破れ、去っていった魔法使いシスティークが帰還した。もう逢えないと思っていたエルレインは戸惑うが、彼は、エルレインへの気持ちを捨てきれずにいるようで―。
amazon.co.jpより




エルレインの初恋の人・システィークが、満を持して(?)登場!!w
けれど彼が登場するまでの短い間の会話もまたおもしろいですw
一番謎だったのは、どうしてアレクセルとオルフェリアがふたりで茶菓子を買いに行ったのかですね。どうでもいいことですが…なんかこのふたり仲いいなぁ♪

えっと、今回の話は、
エリアルダで流行っている「魔王の花嫁」という歌劇がキーワードになり、現実でもそれに似たような状態になってきます。
ごく簡単に言うと、三角関係ですね、王道の(笑)
「魔王の花嫁」は悲恋もので、騎士の恋人を舞おうがさらい、騎士は彼女を取り戻そうとし、魔王は彼女を振り向かせようとする。彼女は騎士を想いながらも、魔王の孤独さに惹かれていき、最後にどちらをも選べずに死を選ぶ、というお話ですが、その魔王役がゼルイークに似ていることから、王宮の侍女たちが、エルレインたちにそれを当てはめるのです。
しかも、騎士がシスティーク、魔王がゼルイーク。今回もまた「緑色」のアレクセルさまは範疇外…^^;
悪いと思いつつも笑ってしまいましたw

でも、そのアレクセルは今回、見事に成長してました!
おバカさんなりに、エルレインのことを励ましてます。一生懸命。
エルレインも、彼に慰められることは大きくて、彼は光だと言ってましたし…。
はっきりしないエルレインを叱ったオルフェリアのたとえも「魔王の花嫁」の乙女みたいだ、でしたけど、それの指す相手は、アレクセルとシスティーク、でしたし。
ゆれたエルレイン自身も、婚約者とかつての初恋の人、と言ってましたし。
あ、付け足してましたけど…教育係兼魔法使いもいるが、ってw
手に入るものはひとつかそれ以下――…エルレインは、最後にどういう判断をするんでしょうか…不安だなぁ…><。

ではこの辺で、ネタバレ有ということで…
すみません、今までも十分すぎるほどネタバレだったかもしれないですが;

まず特筆したいのは、やっぱりゼルイークの過去ですよね。私もエルレイン同様、めちゃめちゃびっくりしました。何、それ!?な展開といいますか…。
エルレインの初恋が明らかになると同時に、ゼルイークの過去の恋も明らかになってしまうのが、何ともいえずもどかしくてたまらないです。
最後、ゼルイークの挿絵にどきっとしました。エルレインがあそこで泣いてくれて、ゼルイークは本心では少し救われたんじゃないかなと思います。誤解してましたけど…それでも、多少は。…私の勝手な思いこみですが。

それから、ふたりにくっついてほしい私の、都合の良い思いこみはもうひとつ。
56ページで、「月になると言ったのに」と詰られたゼルイークの瞳によぎった青。
「法則に従うならば、よぎったのは怒りだ。あるいは、それに似たもの。」
――…嫉妬!?と思わずどきどきしちゃいました(笑)
懸念とか、不快感とかっていう説もありますけど←いや、その方が確率高いし;
にしても、システィークが倒れて、一晩泣きながら過ごしたエルレインに、“本当のこと”を告白するシーンは良かったですv
泣かせたくなかった、傷つけたくなかった。恋人に言うようなせりふを、強引に引き留めてよく言ってくれました!(笑)もう最高でしたv

作者様は「らぶり」がお嫌いだそうですが、これは間違いなく「らぶり」だと思います。
もうなんか、いろいろ切なすぎです…。
結ばれてほしいなあ…と思いつつ。でもあとがきで、優しくしたがる理屈は分かると仰ってましたし、…結ばれますよね?(わりと切実)
posted by 聖火 at 15:28| Comment(0) | 感想記事全て | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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